巡れ!渋い石川町
近津神社
八槻市というお祭り開催
康平五年(1062)有光公は八幡山に三芦城を築きました。この山頂に「味鉏高彦根命」を祀る社があったが築城中同社を假に高田五里石の千勝大明神の地に遷座しました。治歴二年(1066)九月これを旧社に還遷し祭神味鉏高彦根命を合祀して近津神社と改称しました。祭神は大国主命の子、農業の神、國守の神として古くから当地方の人々に崇拝されていましたが、以来近津神社は、五穀豊穣、家内安全、商売繁昌、無病息災、火難水難除、修学就労成就、交通安全の神として近郷近在の崇敬を集めるに至りました。祭日には小俵二表に籾を入れて奉納し、当社より一俵授かり種籾とする風習がありました。当日は町内に市が立ち、柚・生姜・衣料・雑貨などを買い求める参拝人で大いに賑わいました。この市は「八槻市」として現在に受け継がれ石川町の名物行事としてより一層の賑わいをみせています。