
巡れ!渋い石川町
沢井八幡神社
天保14奉納の波乗り兎像
沢井八幡神社にある「波乗り兎」。この像の台には、「天保14癸卯年(1843)8月15日 奉納 角田定右衛門」と刻まれています。天保14年は兎年。子供の健康と発展を願って、おめでたい波乗り兎像を中秋の名月(8月15日)に奉納したのです。この沢井八幡神社の波乗り兎像は、両耳をピンと立てた兎像として、他に類を見ないものです。作者は不明ですが、兎の細く長い耳を石から彫り出す事は至難の業で、よほど腕が良くないとできないこと。残念ながら現在ではすべて折れてしまっていて取れた耳が1本残っているだけです。耳が立っていたときの姿を想像すると、この像がいかに貴重なものか実感できます。石川町の隠れた宝物であります。この兎像のすぐ前に1865年建立の狛犬もあります。